サッカーブログ 徒然なるままに

サッカーの基本や試合などについて、ゆるーく書いていきます⚽️

優勝争いの大一番 マンチェスターシティVSアーセナル 感想

2023/24シーズンも残り8節、終盤に向けて激しい優勝争いが繰り広げられています。

第30節の注目の試合、マンチェスターシティVSアーセナルの感想を書きます。

 

ホームで迎え撃ったのが現在3位のマンチェスターシティ、

アウェーに乗り込んだのが現在首位のアーセナルでした。

 

試合全体を通して感じたことは3つ。

  • 現代サッカーの面白さとつまらなさ
  • サイドバックの働き
  • 裏抜けの重要性

 

まずは1つ目

現代サッカーの面白さとつまらなさと書きましたが、私は今回の試合はとても面白いと思って観ていました。

 

しかし、それは双方のシステム的な意図とボールの無いところでの駆け引き、選手の特徴を踏まえて楽しめるものです。

 

得点や派手なプレーが無いと面白くない人もいるんだろうなあと思いつつ観ていました。

 

これは、アルテタとグアルディオラが似たような監督タイプ(どちらも戦術を固めて選手に落とし込むタイプ)なのが主な理由だと考えます。

 

アーセナル目線では、まず負けないことが1番優先事項としてあったのかなと🤔

 

負けたら順位もひっくり返ります。

まずは失点しないこと、あわよくば得点も狙って勝ちに行きたいけれど、それでもポゼッションで張り合うのではなくしっかり守るぞという意思を感じました。

 

シティとしてはホームなこともあり、順位的にも勝たないと優勝争いから脱落しかねない、

というつもりでかなり攻め込んでいました。

 

しかしそれでもアーセナルの攻撃力を警戒して完全に責め立てるのではなく安全に攻めることをしていたように思います。

(CBを4人配置して裏のケアはかなり気をつけていました)

 

これは、スタメンでドクやグリーリッシュのウイングを置かなかったことから、

ある程度ポゼッション思考で(ドリブルでリスクを負って剥がさず)攻めようとしていたのかなと思います🤔

 

結局お互い本当のところで無理をしてまでは攻め過ぎずで試合が進んだため、

0-0のスコアレスという結果になりました。

 

スペースを消して相手の特徴を消すサッカー

タイトな守備で守ってカウンター

攻守の切り替えを速くして主導権を握るサッカー

 

これら現代サッカーの基本となる要素が沢山盛り込まれた試合でしたが反面、選手一人一人の持ち味を発揮するオンザボールのプレーは少ない内容になりました。

 

(それでもデブライネやウーデゴーがボールを持つと脅威になっていましたからレベルは高かったのですが)

 

ボールを持って「It's show time!」みたいな余裕は無く、

見所はCBマガリャンイスとCFハーランドの仁義無き戦いとか、

ジョルジーニョとライスの守備ケア対コバチッチとロドリの中盤の制圧と牽制大会とか、

なんとも分かりにくいところになっていました😱

 

2つ目

サイドバックの働き

これはシティ側のお話になりますが、

CBをサイドバックとして起用するグアルディオラのやり方が今回のアーセナルに対しては効果的では無かったという点です。

 

勿論前述の通り、守備のケアではかなり有効でした。

サカは結果を残せず、明確なドリブル突破も無く、かなりアーセナルは持ち味であるはずのサイドの攻撃で苦戦していました。

 

しかしながら、シティ側としてはアーセナルの中盤とCBがかなり組織的で、かつ、ライスの運動量もあったため今までのようには崩すことができませんでした。

 

ポゼッション型のチームにありがちなのが、

結局パスを回しつつ隙を突くのだけれども、

真ん中を閉められるとサイドのクオリティ次第になってしまうところです。

 

LSBのグバルディオルはかなり高い位置にまで侵入できましたがそこから高精度高速クロスが放たれることは無く、

的確な上がりで裏のスペースを使って走り込むことも無く、

単純にサイドの1枚としてパスを回すだけで終わった印象です。

 

リバプールがわかりやすいですが、左のロバートソンは駆け上がるしアーリークロスもガンガン狙う

右はアーノルドなら言うまでもなく高精度高速クロスが飛んでくる

 

アーセナルなら、ホワイトがサカとウーデゴーと絡んでペナ内に侵入してクロス

 

みたいな躍動感あるサイドバックによるサイド攻撃が今回のシティでは無かったように見受けられます。

 

ジェズスやサカがかなり引いてブロックを作っていたとはいえ、シティ側としてはみんなCBが本職なのでそこまで上がってイケイケな攻撃はできなかったのかなと思いました。

 

フォーデンもベルナルドシルバも簡単には取られない選手なので、

その裏をオーバラップ、インナーラップするとかあれば数的有利は作れた気がします。

 

 

CB選手の起用のメリット(リスク管理)と、

デメリット(勢いのあるサイド攻撃ができない)

が表面化した内容だと感じました。

 

続きは次回🙇‍♀️

リバプールとシティ戦の感想

プレミアリーグ23/24シーズンのタイトルレースに大きく影響する大一番が終わりました。

 

結果は1-1の引き分けでしたが、全体としてはリバプールが押し込んで、デブライネも復帰したあのシティがあそこまで防戦になるとは思いませんでした。

改めてアンフィールドの恐ろしさと、クロップリバプールの強さを感じました。(だからこそ終わってしまうのが寂しいです。。)

 

内容は前半こそシティのチャンスを作るシーンが多かった(ファンダイクとハーランドのハーフコート1対1は痺れました)ものの、

後半はかなりリバプールペースになり、シティがカウンター気味のサッカーになっていました。

 

「前半について」

前半はアンカーの脇(システム上アンカー1枚だと必ず空いてしまう部分)を上手く使ったシティがフォーデンとデブライネを起点とする連携でチャンスを作っていて、遠藤の持ち味のデュエルにまで持っていけないシーンがありました。

 

恐らくアンカーとしては、前半はインテリオール(マクアリスターのポジション)までプレスを行っていいのか判断が難しかったのかなと思いました。

アンカーは真ん中に構えるのが理想で、タッチライン際や相手のアンカーにまで行くのは勇気がいります。(素人はそもそもそこまで走ってまた元に戻れない)

 

シティの基本は理想のDF→ロドリ→デブライネで繋ぐのでそこを遮断したいのですが、

デブライネの所を潰すのかロドリのところを潰すのかで悩ましい様子でした。

 

ロドリにボールが渡るとデブライネ以外にも選択肢があるので、真ん中の遠藤とのデュエルを避けてフォーデンに回す。

リバプールとしてはサイドにボールがあるから遠藤もファースト守備では行けずにフォーデンのドリブルにゴメスが手を焼くという印象でした。

フォーデンに対して持ち前の球際の強さを見せた場面や、デブライネへのパスにガッツリ当たることもできていましたが、

かなり他のプレスで狭めて遠藤で取るというデザインされたものではなかったので個人の守備でなんとかしていた感がありました。

(それでも取れるだけ凄いのですが)

 

「後半について」

後半はクロップが修正して、前半の課題であったプレスの最初の連動と取り所を1つ前にしたと思われます。

遠藤がロドリの前でマッチアップするシーンがあり、そこまで上がるのはかなり怖いのですがそれによってロドリも自由に捌けなくなっていました。

 

後半に関してはデブライネとハーランドも機能せず、グアルディオラとしては交代もやむなしだったと思います。

(デブライネからすれば、そもそも自分以前の問題なんだからと不満げな顔でした。)

遠藤の働きによってシティの中盤は機能不全になっていました。

 

LWGのドクのドリブルは脅威にはなっていましたが、リバプールは最後の部分でゴールを割らせず耐えました。

シティはベルナルドシウバがあまり効果的に攻撃に参加できず、フォーデンもボールを持てば何か起こせそうな気配はするものの敵陣深くでは持てず、ハーランドもボールが来ない。

後半になっても落ちないリバプールのプレスは凄まじいものでした。

主力が怪我で、かなり控えメンバーが多かったのですがそれが逆にあのプレスを可能にしたとも考えられます。

若いエリオットは縦横無尽に走り回って反対サイドまでタックルすることも。

かと言って中盤省略で裏に蹴ってもファンダイクが待ち構えているのでシティとしては後半はリズムを作るのが難しそうでした。

 

唯一孤軍奮闘はウォーカーの守備で、

ルイスディアスのドリブルを1人でなんとか守りきっていました。

ルイスディアスもあのスタミナはどこから来るのかというくらい何度も駆け上がってまた守備をして、得点できれば言うことなしでしたがそれも仕方ないかなというくらいの貢献でした。

 

最終的にはホームで勝ち点3を逃したリバプールが悔しい、といった感触でしたがリーグ戦としては最後になるグアルディオラとクロップの名勝負の終わり方としては相応しいものだったと感じました。

首位になったアーセナルですが、これからもチェルシートッテナムマンUの難敵、そしてシティとの直接対決も残っています。

これからまだまだ楽しみです。

アーセナル対ブレントフォード

23/24シーズンアーセナルブレントフォードの試合は2-1でアーセナルの勝利。

勝てば暫定1位になる大事な試合でなんとか勝点3をもぎ取った内容でした。

 

大まかな感想として

・マルティネッリの不在

・久しぶりのラムズデール

・ハバーツ効果

を取り上げたいと思います。

 

「マルティネッリの不在」

前節に相手の足裏と接触があった時の影響だと思いますが、今節はマルティネッリが欠場でトロサールが先発でした。

トロサールもシュートが上手くとても良い選手なのですが、持ち味がマルティネッリとは違うなと再認識させられた試合でした。

 

基本は4-3-3(可変的に4-2-3-1、3-2-4-1)を採用しているアーセナルはRWGのサカに良い形でボールを預けてペナ内、ゴールエリア近くまで侵入して仕留めるのが最近の黄金パターン。

 

その時に大きな役割を果たしているのが、マルティネッリの左サイドで、ボールが右サイドにある時もずっとタッチライン近くで張ることが多いです。

これは中々できないことで、どうしてもボールが来ないと焦れて中に来る選手は多いのですが、マルティネッリはそれを我慢して待ち続けることが多いです。(100%ではないですが、左サイドのスペースを有利に使うために残ることが多い)

 

トロサールは足元がとても上手いためどちらかというとボールを足元に欲しいタイプで、ゴール前では抜群の決定力を発揮しますが、

今節は左サイドからの裏抜けがいつもよりは少ない印象でした。

だからでしょうか、RWGのサカが左斜めに走って裏のスペースをつくシーンが数回ありましたが、できれば左のトロサールが裏抜けできればサカの負担は減ったのかなと思います。

全体を通して左サイドからの突破による大きなチャンスを作ることが無かったのが残念でした。(サカの裏抜けは構築されたものではないイレギュラーだと思うので。)

結果的には右のホワイトが2アシストなのは納得かなと思います。

 

「久しぶりのラムズデール」

今節はレンタル元のブレントフォードが相手なので正GKラヤが出場できませんでした。

そこで控えのラムズデールの出番ですが、やはり今回も論争を巻き起こしそうなプレーでした。

ラヤよりは繋ぐのが苦手なラムズデールも繋ぎを意識している印象で私もそこまでハラハラすることなく前半を観ていました。(寧ろラムちゃん頑張ってるな、と応援していました笑)

しかし、前半終了間際、

左サイドからパスをもらったラムズデールは、同方向から相手FWが来ているのを感じつつ右の方に流しながら前方に蹴り出そうとし、結果ボールが相手FWの足に当たってゴールに吸い込まれてしまいました。

(GKとしては最悪のミスの1つで、プロアマ問わず批判されるプレーです)

 

普通に右の選手にパスするもよし、リスクはあるものの左に切り返すもよし、いずれにしても無理に蹴り出す必要は無かったシーンでした。

久しぶりの出場で良いところを見せたかったと思うのですが、時間帯も内容も含めてかなり痛い同点ゴールを許してしまいました。

 

しかしそこで終わらないのがラムズデールの良さ。相手の枠内ロングシュートをギリギリ弾いたり、至近距離のドフリーの相手のヘディングを防いだりと、入ってもおかしくないシュートを防いでチームを盛り上げました。

 

ロングシュートに関してはそもそもポジショニングがという意見もあるかと思いますが、

どのGKでも予想外の味方のロストで瞬間的にズレている時はあって、奪ったFWも基本は狙わない(確率が低いから)のが普通です。

防げたのはラムズデールの能力かと思います。

個人的には前半終了間際のも試合感があれば防げた失点だと思うし、その後のメンタル、セービングも流石で、ラヤでない良さ(高さとかチームを鼓舞する姿勢とか)もあるため、

ほとんど出場機会が無いのは勿体無いと感じました。

とはいえ、ラヤで失点していない以上リーグ戦では変える必要が無いのも事実なので今シーズン状況が変わることは無いと思います。できればCLではもう少し出番を増やしたかったところ…

 

「ハバーツ効果」

ミスター便利屋、これが最近の彼のイメージです。

ポゼッション思考のチームが陥りがちなのが、オフザボールの選手が相手DFを押し下げるプレーをせずに足元パスを多用することです。

しかし、ハバーツは常に裏抜けを狙っていて前節やその前もそれが起点で得点が生まれています。(スローインの裏抜けも虎視眈々と狙っているのが印象的)

また、裏抜けでなくてもポスト役として高さで勝ったり、中盤に降りてきてパスに参加するなどジェズスよりも多彩に動き回るプレーが今は見られています。

ファールも受けていますが、怪我もなくコンスタントに出場してプレスをウーデゴーと一緒にかけ続け、更に攻撃で繋ぎやフィニッシュに貢献するハバーツ。

加入当初は空きスペースに常にいるもののボールに絡めず批判されていましたが、今は完全にフィットしています。

試合の後のワカワカチャントが鳴り響くエミレーツは最高の雰囲気でした。

 

「まとめ」

優勝争いに踏みとどまるため何としても勝たなければならなかったアーセナルは、ラムズデールのミスから苦しんだものの勝負強く勝利を手にしました。

得意のセットプレーでも入らず引き分けと思いきや87分に追加点を入れたこの勝負強さは良い意味でアーセナルらしくなかったです。(この追いつき方はどちらかというとリバプールのイメージ)

最近の大量得点も素晴らしいですが、CLの2ndレグやこの後のビッグマッチはそうはいかないため、粘り強く戦う良い経験とチームとしての流れを掴めたのかなと思います。

今の時点で首位に出ることがアーセナルにとって良いことかは難しいところですが、

このまま昨シーズンの悔しさを晴らせられたら言うことなしですね。

(ジャカさんはブンデスで頑張っているのでアーセナルも負けないで欲しいと思います)

サッカーに必要なこと

いきなりですが、サッカーに必要なことって何でしょうか?

 

 

①戦う気持ち

②ボールを扱う技術

③戦術

④判断力

⑤身体能力

 

 

言い出したらキリが無いくらい色々出てくると思いますが、

結局サッカーに必要なのは一体何でしょうか?

 

 

 

私の考えを述べる前に言っておきたいこととしては、このような質問をした時に、何か1つの答えを決めつけてしまう選手や監督、コーチ、親は要注意ですよ〜😏

 

 

本当にそれだけですか?

他にもありませんか?

その正解と言える根拠は自分の経験や考えからだけかも?

 

 

 

…と考えてみてほしいなと思います。

 

 

 

サッカーに絶対的な答えはありません。

なぜなら、サッカーはあやふやなスポーツだからです。

スポーツとしての原理や原則やルールはあっても、これをすれば勝てるとかこれができたら良い選手であるとかは決まらないのがサッカーです。

 

 

11人対11人が約100×60mの中で動きまくり、

更には足でボールを扱っているのですから、

とにかく何か一つが決まらない。

そして技術的なミスも多く発生する。

プレーヤーも監督にとっても想定外のことが沢山起きるのがサッカーです。

 

 

だから、サッカーに必要なこととは

「不規則な出来事に対して臨機応変に対応する力」かもしれません。

具体的ではないですが、

その時その時の最善手を自分で見つける力

=判断や自立心など総合的な力

なのかなと思います。

 

ではなぜこれが大切なのか、必要なのかについてはまた別の時に書こうと思います。

それではまた⚽️

意図を持つ⚽️

今回のテーマは「意図を持つ」です⚽️

なんとも曖昧なタイトルをつけさせていただきました。

 

 

「サッカーは自由なスポーツである」というのは私のサッカーの大好きなところです。

しかし、「自由だからこそ意図を持つことが大切」ということもしっかりここでお伝えしておきたいと思います。

 

 

サッカーの中で1番勿体ないと思うのは、何も考えずにプレーすることだと思っています。

それはゴール前の無心で閃く一瞬のプレーを否定しているのではなく、子どもや初心者にありがちな、とりあえずするプレーの方です。

 

サッカーの中では、

取られるのが怖いからとりあえず蹴っておく、周りに誰もいないのにダイレクトで戻す、

相手を見ずにどんどん追い込まれる方に突っ込んでいく、などのプレーを見かけます。

 

「なんでそのプレーをしたの?」と素朴に聞いてみましょう。

キョトンとした顔で、「え?いやなんでと言われても…」という返事が返ってくることもあるかと思います。

 

パスの方向であり、キックの種類であり、ドリブルの方向であり、体の向きであり、

意識することは沢山あるはずだけれども、

意外となんとなくのプレーが多いと思います。

 

誰もが最初はしてしまう、なんとなくのプレーは、サッカーの本質に関わることだと思っています。

 

サッカーは技術、判断、蹴るところや立つ位置など数メートルから数センチ単位まで、どこまでも良い意味で拘る事ができ、そこに際限はありません。どこまでも考えてプレーすることができます。

だから、ボールを扱う技術があろうとなかろうと、そこに意図が無いのなら、サッカーの面白さをフルには楽しめていないのではないかなと思います。

 

あえてパスをした、あえてドリブルをした、あえてシュートを打った、などしっかりその時のプレーを説明できることが大切です。

自分の判断を客観的に見る機会を作ってあげましょう✨

 

あなたと、そして皆さんの周りの選手は何に対してどこまでの意図を持ってプレーしているでしょうか?

トラップ⚽️ 〜実践編〜

今回はトラップの実用例を動画で見ます⚽️

特に

・止めるトラップ

・動かすトラップ

・体の向き

について見ていきます✨

 

トラップには次のプレーをする前段階のプレーとして大きな役割がある(トラップ次第で次のプレーの質が大きく変わる)ということを前回お話ししました。

しかし文字だけではイメージがつきにくいと思いますので動画を観ていただけたらと思います🙏✨

 

ということで早速こちらをご覧ください💁‍♂️

https://m.youtube.com/watch?v=Fz4lRjgZvF0

 

お忙しい方は以下のどれかでも観ていただければ幸いです✨

(お時間ある方は可能であれば全部観てみてくださいね👍)

0:04〜、0:45〜、0:55〜、0:58〜、1:37〜、1:41〜、1:45〜、1:51〜、1:59〜、2:50〜

 

面白いのはトラップにも種類があることです。

たとえば1:37や2:50のトラップはあえてボールを止めています

他はボールを動かしながらトラップをして次のプレーを始めています

 

止めるトラップ、動かすトラップ。

この2種類のトラップを使い分けられるかどうかが大切です。

 

 

それでは、選手は何をもってこのトラップを使い分けているのでしょうか?

 

ポイントは、

①「自分の体の向き」

②「相手の進行方向」

です。

(他にもあると思いますが、まずはこの2つを理解してもらいたいです😉)

 

 

サッカーはゴールを目指すのが基本です。

リスクを避けるなど、状況に応じてゴールを目指さないプレーが最適な時もあるとは思いますが、隙があればゴールに向かうのが普通です。

 

ということでまず、

自分の体の向きが目指すゴールに向かっているかどうか、がポイントです。

 

ゴールに対して後ろ向きなら最初のタッチで前を向くのが最初にするべき判断です✨

(↑意識していないな、と心当たりがある方は前を向くことを意識してトラップしてみてください👍(実はとても難しいんですよ🥲))

 

 

さて、前を向きたいとはいえ、

サッカーは相手がいるということを忘れてはいけません🙅‍♂️

自分のしたいプレーをするだけでなく、相手を見てやめる、プレーを変えるということが必要になります。

ここで相手の進行方向がカギになります。

 

 

相手の進んでいる方向が「自分に対して」なら、その場ボールを止めてしまうとガツーンと当たられて簡単に取られてしまいます😵

 

この時はボールを動かすトラップが有効になります。

ボールを動かして自分もその場から去ります👍

すると、自分に向かって来る相手と入れ替わるような形になり、スッとかわすことができます。

(人間はスピードを落とさずにいきなり違う方向に行けないので、それを利用するイメージです)

 

 

相手の進行方向が自分&次に動く場所も想定していそうな感じなら、

(曖昧ですみません💦単に突進してこない場合、と捉えてもらっても大丈夫です。)

あえてボールを止めるトラップが有効です。

 

相手が様子見をしている以上、うかつに進むと先を読まれて守られる可能性があります。

 

 

その場合は相手に行動を促してから自分は動きます。(上の動画の2:50〜が分かりやすいと思います)

 

相手に行動を促すとはどういうことか、これは相手の心理を利用して、その反対の行動を取るということです。

 

 

例えば、ボールを止めてその場にいる素振りをすると、相手は寄ってきます。

あとは相手が来る方向を見てかわせばOK🙆‍♂️

 

言葉では簡単なのですが、これには相手の進行方向を見ながら、心理も考えながら、ピタッと止める技術も必要で、とてもとても難しいです。

これができれば少なくともトレセンのメンバーには入れるでしょう🤔

 

 

トラップができると簡単には取られなくなりますし、自分のプレーが始められてとても楽しいですよ👍

 

体の向き、相手の方向か、次のトラップはどんなトラップかな?と思いながら観戦すると面白いです👍

トラップに注目してサッカーを観て、そしてプレーしてみてください✨

 

最後に魔法のタッチをご紹介✨

 

ロナウジーニョ選手の止めるトラップ

f:id:rio_football:20210808161553g:image

 

それではまた⚽️

トラップ⚽️

今回のテーマはトラップです⚽️

トラップはとにかく奥が深すぎるので今回は基本的な部分だけお話しします👍

今回のブログでは、

・トラップとは止めることではない

・トラップで意識すること

・トラップの質

について書いています✨

 

 

さて、まずは「そもそもトラップってなに?」という方のために簡単な用語解説から👍

 

〜用語解説〜

トラップ:自分に向かってくるボールを手を使わずに止めること

パス、ドリブル、シュートに並ぶサッカーのボールコントロールの基本技術の1つ。

用例:「しっかりトラップしよう」「あの選手はトラップがうまい」

 

↑ということで、簡単に言うとパスが来た時にそのボールを止めるプレーのことですね⚽️

 

 

しかし、私は「トラップ=止めること」ではないと考えています。(どっちやねんというツッコミは無しでお願いします💦🙏)

 

 

どちらかというと、

「ボールの勢いを殺すこと」

「とある狙いの場所にボールを置くこと」

という方がイメージに近いかなと思います。

厳密には「ボールを止める」はあくまでトラップの中の1つ、という感じでしょうか🤔

 

 

サッカーにおいて何秒も完全にボールが止まる時というのは基本的には以下の4つ、

ゴールキック(キーパーから再開することが多いゴール前からキックするプレー)

フリーキック(反則があったところから再開するプレー)

コーナーキック(角から再開するプレー)

ペナルティキック(いわゆるPK)

であることがほとんどです🤔

 

 

サッカーの試合では、常にパスやドリブルによってボールは動いていることがほとんどなので、↑の4つ以外でわざわざボールを止めるというのはかなり特殊なケースだと思います。

 

 

仮にその瞬間は止めたとしても、そのまま何秒もボールが止まっていることはなく、その後すぐパスやドリブルなどで動かすのが普通です。

 

↑ここがポイントなのですが、試合中、トラップでその人のプレーが終わることはほぼありえません🤔

 

トラップした選手はその後、次に何かしらパスやシュートをするはず🤔

 

 

もし、

トラップ=止める

だと、トラップ(しっかり止めること)が目的になってしまいかねません。

当然止めることが最初に行うプレーなので、まず止めてから次のプレーをすることになるでしょう。

 

 

これが実際の試合では致命的になります😱

レベルの高い試合になればなるほど、とにかく凄いスピードで相手はボールを取りに来ます。

正直、止めているだけのトラップなんてするような時間的余裕はありません😭

(実はトラップの瞬間が1番ボールを取りやすいからです。相手もその瞬間を狙っています。)

 

 

だから、「とりあえずボールをトラップして、さて次に何をしよう?」

 

なんて考えている場合ではなく、むしろ、

 

「次のプレーのためにどんなトラップをするべきか?」

という風に常に考えて、トラップと次のプレーをセットにする必要があります。

(↑これがとてもとても重要)

 

例えば、

シュートを打ちたい → 早くシュートを打てるようにここにボールを置こう

次はドリブルをしよう → 相手が来ているからこの辺にボールを転がせば取られないな

 

というように、意図したトラップにより、トラップの瞬間、次のプレーがもう始まっているのが理想的な質の高いトラップです。

 

 

勿論次のプレーのためにわざと止める必要があることもあると思います。

(というか、止めるのも同じくらい大切ですが、考えているかが大切。)

その時は、トラップ=止めるで問題は無いのですが、止めることをわざと選んでいますよね。

その時点でとりあえず単に止めるのとは意味合いが変わってきます。

 

大切なのはトラップ=止める、に縛られないことです。

自分の思う通りにコントロールして置くことを意識するのが大切です。

 

 

次のプレーを考えてトラップをするのと、とりあえず止めるトラップをするのとは同じボールの動きでも全く質が異なります。

はっきりその選手のプレースピードに関わっています。

 

プレースピードはそのまま、

サッカーが上手いかどうかに大きく関わります。

 

上手い選手ほどトラップから次のプレーがスムーズで、トラップそのものが目立ちません。

(上手い人ほど基本がしっかりしていますよね。この時点で差がついています。)

 

 

子どものサッカーで、最近はドリブルを練習するサッカーチームが多いように見受けられますが、まずは自分がコントロールできる状態にならないと何もできません😭

ドリブルもパスもシュートも全てはトラップの質から始まるということをしっかり教えてあげて欲しいなと思います✨

 

 

読んでくださった方、早速次からトラップの質にこだわって練習してみませんか?✨

そして、観る方も、試合を観ながらトラップの奥深さを感じてください😆

 

 

とりあえず今回はここまでです👍

それではまた⚽️