サッカーブログ 徒然なるままに

サッカーの基本や試合などについて、ゆるーく書いていきます⚽️

オフサイド 〜応用②オフサイドトラップ〜

前回、前々回に続き、オフサイドについてまだまだ語ります✨

 

内容は主に以下の2つです

・スルーパス(前回分)

オフサイドトラップという守り方(←今回)

 

攻撃側のスルーパスはお話ししたので、

今回は守備側の変化について👍

 

 

さて、守備側は困りました😓

 

オフサイドを取りたいけれど、走り込まれてしまう…😵」

「走り込む選手が速すぎてついていけない…😱」

「かといって、オフサイドを諦めてゴール前に密集して守っても相手は背が高い人がいるし守り続けるのは難しい…😭」

 

(↑守備側の苦悩は恐らくこんな感じだったのではないかという私の想像です)

 

 

そこで、守備側も考えました。

①自分より足が速い相手でも守る方法はないか?

②ゴール前の背の高い選手をどうにかできないか?

 

導き出した①、②を満たす守り方は

オフサイドをわざとかけるという方法でした。

 

 

つまり、今まさに自分の後ろに走りこもうとしている相手に対して、一緒についていくのではなく、守備側が前に動きます。(守るべきゴールからあえて離れる恐ろしいプレーです😱)

 

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このように、自分が動くことでオフサイドラインを上げて相手の選手を相対的にオフサイドポジションに移動させることができる!

と考えました✨

 

〜用語解説〜

※ラインを上げる=ゴールから遠ざかること

※ラインを下げる=ゴール近くに移動すること

(ライン、DFライン、オフサイドラインいずれもほとんど同じです👍)

 

 

この作戦の良いところは、

相手と一緒に自分の守るゴール方向に全力で走るよりも、ボールが出るほんの少し前に一歩か二歩前に移動して意図的にオフサイドを取れば体力も温存できますね✨

 

 

これが「オフサイドトラップ」です。

(キャプテン翼の三杉くんでご存知の方もいらっしゃるかもしれません😆)

 

 

オフサイドライン(オフサイドになるかどうかの基準のライン)は、ゴールから2人目の守備者の位置によって決まる」

というルールを利用しあえて守備者が前進することで相手をオフサイドにさせるオフサイドトラップ

 

これにより、ただゴール前に走りこまれるだけ、待ち伏せされるだけではなくなりました。

 

(※勿論ミスするとオフサイドは取れないし、守るゴールからは離れますので、失点に繋がります。最新の注意を払ってやってみましょう)

 

 

こうして、

ボールの無いところでオフサイドにさせようとする側、オフサイドにならないようにする側、による攻守の駆け引きが生まれました。

 

攻めと守りの駆け引きに注目して観てみると面白いですよ✨

 

 

オフサイドが分からなくてもサッカーを楽しむことはできますが、試合中何が起こっているかを理解できるとより面白いかなと思いテーマに取り上げています😉

かなり省いた内容ですので、質問などございましたらコメントで教えていただけると幸いです。読んでくださる方にとって分かりやすいように、できる限りお答えしたいと思います。

 

オフサイドトラップ

https://m.youtube.com/watch?v=LXhkS1RTL6U

 

それではまた⚽️

オフサイド 〜応用①スルーパス〜

前回に続き、オフサイドについて✨

とその後のサッカーの変化について語ります。

主に以下の2つです

・スルーパス

オフサイドトラップなど戦術面(←次回)

 

(※オフサイドのルールをまったくご存じない方は恐れ入りますが、オフサイドのルールについて説明している前回の記事を読んでからの方がお楽しみいただけると思います💦🙏)

 

 


さて、オフサイドとは?というお話を前回しました✨

オフサイドの考案によって単なる蹴り合いでなくなり、スポーツとしてより面白くなった旨の話をしましたね👍

 

 

さらに、私は主に2つ大きな変化ができたと考えています。

①スルーパスという概念が生まれた(攻め視点)

オフサイドトラップという守り方が生まれた(守り視点)

 

(※経験者の方はオフサイドトラップはもう古い!と思われるかもしれませんが、サッカーの駆け引きが分かりやすくするために使っています。ご了承ください)

 


①スルーパス

攻める側の変化から👍

 

オフサイドの性質上、あらかじめ守備者よりゴール側にいてパスを貰うことはできません🙅‍♂️

 

さてここで、審判のオフサイド判定がいつ起こるかに着目してみましょう👀

 

ルール上は、
「パスが出た、シュートが打たれた時」(攻める側がボールを前に送った時)

と定められています。

(↑とてもとても重要です)

 

 

このルールだとつまり、

ボールを蹴った後(ヘディングも含む)はどれだけゴール側でパスを貰おうが関係ありません👍

 


そこで攻める側は以下のように考えました。

<作戦>

1.守備者の後ろにボールを蹴る

2.蹴った後にパスの受け手が転がるボールに走りこむ

3.守備者よりゴール側でボールを受ける

 

これでオフサイドにはならずにパスを貰えるな、と考えました🤔

(↑個人的にはこれを最初に考えた人にサッカー版ノーベル賞のようなものをあげたいです🥺)

 

こんなイメージ

(オフサイドラインは赤の4番の人ですね)

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 本来パスを自分に向かって蹴ってもらうところを、先に走りこむスペースに蹴ってもらって「後から自分が追いつけばいい」という発想にいたったわけですが、この、人に向かってではない誰もいないスペースに出すパスのことを「スルーパス」といいます。

 

 


ルーパスを使い始めたことにより、攻める側はスペースに走り込むプレーが選択肢として増えました。

 

結果、(ゴール前に立って競り合い蹴り合うだけでなくなったので)、

人もボールもよく動くようになり、

サッカーが動きのあるスピード感のあるものになりました。

ルーパスを考えた人は凄いですね✨

 

とりあえず攻め側はここまでです👍

それではまた⚽️

オフサイド 〜簡単なルール〜

今回のテーマは「オフサイド(基本編)」です⚽️

今回のブログでは、

オフサイドとは?

オフサイドが無いとどうなるか?

について書いています✨

 


さて、オフサイドとは何でしょうか?

オフサイドは攻撃側の反則で、

ゴール前の待ち伏せを禁止する」というルールです。

 


オフサイドが成立するには2つの段階(条件)があり、味方からパスが出た瞬間(←これ大事)

 

オフサイドポジションにいる

②①の人が何かしらのプレーに関わる、または何かしら得をする

 

ことでオフサイドという反則になります。

(②はあえて曖昧にしています。詳しくはhttp://www.jfa.jp/referee/rule/#tabBox3をご覧ください。)

 

 

それでは、そもそも条件①の「オフサイドポジション」とは一体何でしょうか?

 

詳しいルールの定義では、攻撃側の選手が、

①守備側のフィールドにいること

②ボールよりもゴール側にいること

③相手のゴールから2人目の守備者の後ろ側(ゴールに近いところ)にいること

 

この3つを満たすことがオフサイドポジションの条件です。

 

 

・・・

イマイチ分かりにくいですよね😭(特に③)

ということで、もう少し詳しくお伝えします✨

 

 

まずはオフサイドとはゴール前で待ち伏せを禁止するルール、ということなのですが、

そこから更に攻める側、守る側の気持ちになって考えてみます。

 


まず「攻める側」の気持ちから。

相手のキーパーと他10人の守備をかいくぐってゴールを狙う攻め側にいるとします。攻撃側は難しいことを考えずに、

 

・ゴールに向かって高く大きく蹴る

・そのボールをあらかじめゴールの前にいる背の高い人or体の大きい人達が受け取る

・シュート→ゴール!

ができれば何となく簡単な気がしませんか?🤔

 

 

↑が行われている時、

「守備側」の気持ちも考えてみましょう。

 


攻める側はゴール前にいる人に向かって蹴ってきます。キーパーはいくら手を使えるとはいえ、複数人でボールを狙ってゴリゴリ来られるとさすがにキーパーだけでは守れなさそうですね😅

 


なので、対策として、

攻める側がゴール前に用意した人数分だけ、守備側も人員を配置することにします。

(もしかするとカウンターで相手ゴールを狙うために何人かは残しておくかもしれませんが🤔)

 

 

攻める側は1人か2人蹴り込む人がいるとして、他の選手はみんなゴール前にあることになるでしょう🤔

攻めと守り合わせて約20人くらいはゴール前で、渋谷の交差点のようにゴチャゴチャすることになります。

(密の地獄絵図)

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攻める側はゴールするまでゴールの方向に蹴りまくり、守る側はゴール前に張り付いてひたすら守る。それを攻守が変わったとしてどちらかのゴールサイドで繰り返され続ける…

というのが、オフサイドがない時の極端な例です。

 

 


とにかくゴール前でシュートしたり防いだり忙しい展開でハラハラするかもしれませんが、ずっとそれだと飽きてしまうのかなと思います😵

 


 

そこで考案されたのがオフサイドルールです。

キーパーを守備側選手の1人目とした時、その次にゴールに近い守備選手とキーパーの間にいると、その選手はオフサイドポジションにいることになります。

 

(斜線部分がオフサイドポジション)

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このように攻める側の選手がオフサイドポジションにいる時に出されたパスを貰うとオフサイドになります🙅‍♀️

 

 


くどいようですが、オフサイドポジションというのはキーパーと、ゴールから2番目に近い守備者の間のことなので、その2番目の守備者が移動することで、オフサイドポジションとなるエリアは増えたり減ったりします。

 

(赤の選手が前に行ってオフサイドエリアが広くなりました)

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2人目の守備者がハーフラインあたりにいればそこから後ろのゴールまでの広いエリアでオフサイドポジションとなります。

(ちなみに、オフサイドポジションにいること自体は反則ではありません。あくまでパスを貰ったりプレーに関わるのがオフサイドとなります。)

 

この「オフサイドポジションは変わり得る」

というところがサッカーの面白いところになるので、また次回お伝えいたします✨

 

 

オフサイドルールの基本は以上です。

次回はオフサイドによって生まれた概念、「スルーパス」と「オフサイドトラップ」について書こうと思いますので、お楽しみに✨

 


それではまた⚽️

サイドキック⚽️

今回のテーマはサイドキックです⚽️

今回のブログでは

・サイドキックとは?

・サイドキックにも種類がある

・サイドキックの名手シャビ選手

について書いています✨

 

 

はじめにサイドキックについての簡単な説明から👍

 

サイドキックはサッカーで1番よく使うキックで、主にパスを出す時に使います⚽️

足の内側の広い面で蹴るためキックの中でも精度は高く、約10メートル以内の距離なら経験者であればズレることはありません。

 

 

寧ろサイドキックでパスがズレているとサッカーが始まらないくらい、それくらい重要なキックです✨

 

 

あまりにも基本過ぎて、意外と日々のサッカーチームの練習ではサイドキックにそれほど時間を取ることもなく、ある意味軽視されがちですが、これほど奥の深いキックは無いと私は考えています。🤔

 

 

サイドキックが上手い選手=良い選手

と言っても過言ではありません。

最初にサイドキックがしっかりできるかできないかがサッカー経験者かどうかとしての壁になるでしょう🤔

 

 

そんな重要なサイドキックですが、

「サイドキックが上手い」には沢山の意味があります。(※私個人の意見です)

 


例えば相手の右足にパスを出すのか左足に出すのかというパス精度の話から、

バシッと通る速いパスを出すのかゆっくり出すのかというパスの強弱の話、

同じキックフォームで浮かしたり少し方向を変えたりというパスの豊富さに関する話などがあり、1つのサイドキックで様々な変化をつけることができます😆

(かくいう私もサイドキックの丁寧さには少し自信があります!←誰も聞いていない)

 

 

そして、ここまで読んで下さっている皆様に、サイドキックを語る上で是非知っておいて欲しい選手がいます。

2008〜2012年のポゼッションサッカー

(ポゼッションサッカーについてもまた取り上げますね👌)全盛期の時代の中で、世界一のチームとして君臨していたスペイン代表チームは記憶に新しい方も多いかと思います。

その中心の中心、司令塔として輝きを放っていたのが元スペイン代表MFのシャビ・エルナンデス選手です。

 


シャビ選手はこのサイドキックと状況に応じたパスの使い分けが抜群にうまい選手で、1つのモーションから繰り出されるパスの豊富さで相手のDFを騙し翻弄していました。

 


サイドキックは正確にパスを出せる反面、

「足の振りが大きい分、相手にパスコースが読まれやすい」という弱点があります。

 


しかし、シャビ選手はその読まれやすい部分を逆手に取って、あえて相手DFに届きそうで届かないようにパスを出したり、タイミングを外したり、ダイレクトや浮き球で出したりして相手の守備を混乱させていました。

 

さらに言うと、

受け手の左右の足に合わせるだけでなく、途中で回転をかけてパスの勢いを止めるなど、パスの受け手が次のプレーをしやすいよう、パスを操っていました。

 

単に相手に届けばいいというだけでなく、次のプレーを考えて強弱や回転を意識してサイドキックを使うことで、チームのパス回しはとても滑らかになります。

 

1番よく使うキックでありながら、サイドキックの度に、「どうぞ、次のこのプレーをしてね」

というメッセージ付きのパスを出せる選手はチームを活性化させる本当に良い選手の特徴です。

観戦者としても、今のサイドキックにはどんなメッセージがあったのだろう?

とパスを出した選手の気持ちを想像するのも楽しいですよ😉

 

本当に奥が深く、書ききれないのでひとまずこのあたりで終わります!😭

またもっと詳しくサイドキックについて取り上げる予定です。

 


読んでくださった皆様もサイドキックに注目してサッカー観戦をする、選手ならパスの質にこだわってサイドキックをしてみませんか?✨

 

最後にシャビ選手のパス集をどうぞ

https://m.youtube.com/watch?v=0lw-FBeEBF8&feature=youtu.be

 

それではまた⚽️

サッカーブログ、始めます!

はじめまして!

Rioのサッカーブログへようこそ⚽️

 

当ブログは、サッカー好きを拗らせた私がサッカーに関する様々な事を取り上げていくブログです⚽️

 

元々サッカーが好きな方は少し当たり前過ぎる内容があるかもしれませんが、改めてこういう見方もあるのか、と思って読んでいただければ幸いです。

 

子どもさんがサッカーをしているお父さんやお母さん、興味はあるけどあまりサッカーについて知らないな、という方も是非読んで頂ければ幸いです!

できる限り私の見方でサッカーの面白さが伝わるよう努めます✨

 

そして、当ブログはサッカーについてのブログですが、時には違うテーマも取り上げて色々な視点からサッカーを考えたいと思います👍

 

たまたま当ブログを読んだ方がサッカーに少しでも興味を持ってもらえたら、という想いで書いてまいりますので、これからどうぞよろしくお願いいたします。