今回のテーマはトラップです⚽️
トラップはとにかく奥が深すぎるので今回は基本的な部分だけお話しします👍
今回のブログでは、
・トラップとは止めることではない
・トラップで意識すること
・トラップの質
について書いています✨
さて、まずは「そもそもトラップってなに?」という方のために簡単な用語解説から👍
〜用語解説〜
トラップ:自分に向かってくるボールを手を使わずに止めること
パス、ドリブル、シュートに並ぶサッカーのボールコントロールの基本技術の1つ。
用例:「しっかりトラップしよう」「あの選手はトラップがうまい」
↑ということで、簡単に言うとパスが来た時にそのボールを止めるプレーのことですね⚽️
しかし、私は「トラップ=止めること」ではないと考えています。(どっちやねんというツッコミは無しでお願いします💦🙏)
どちらかというと、
「ボールの勢いを殺すこと」
「とある狙いの場所にボールを置くこと」
という方がイメージに近いかなと思います。
厳密には「ボールを止める」はあくまでトラップの中の1つ、という感じでしょうか🤔
サッカーにおいて何秒も完全にボールが止まる時というのは基本的には以下の4つ、
・ゴールキック(キーパーから再開することが多いゴール前からキックするプレー)
・フリーキック(反則があったところから再開するプレー)
・コーナーキック(角から再開するプレー)
・ペナルティキック(いわゆるPK)
であることがほとんどです🤔
サッカーの試合では、常にパスやドリブルによってボールは動いていることがほとんどなので、↑の4つ以外でわざわざボールを止めるというのはかなり特殊なケースだと思います。
仮にその瞬間は止めたとしても、そのまま何秒もボールが止まっていることはなく、その後すぐパスやドリブルなどで動かすのが普通です。
↑ここがポイントなのですが、試合中、トラップでその人のプレーが終わることはほぼありえません🤔
トラップした選手はその後、次に何かしらパスやシュートをするはず🤔
もし、
トラップ=止める
だと、トラップ(しっかり止めること)が目的になってしまいかねません。
当然止めることが最初に行うプレーなので、まず止めてから次のプレーをすることになるでしょう。
これが実際の試合では致命的になります😱
レベルの高い試合になればなるほど、とにかく凄いスピードで相手はボールを取りに来ます。
正直、止めているだけのトラップなんてするような時間的余裕はありません😭
(実はトラップの瞬間が1番ボールを取りやすいからです。相手もその瞬間を狙っています。)
だから、「とりあえずボールをトラップして、さて次に何をしよう?」
なんて考えている場合ではなく、むしろ、
「次のプレーのためにどんなトラップをするべきか?」
という風に常に考えて、トラップと次のプレーをセットにする必要があります。
(↑これがとてもとても重要)
例えば、
シュートを打ちたい → 早くシュートを打てるようにここにボールを置こう
次はドリブルをしよう → 相手が来ているからこの辺にボールを転がせば取られないな
というように、意図したトラップにより、トラップの瞬間、次のプレーがもう始まっているのが理想的な質の高いトラップです。
勿論次のプレーのためにわざと止める必要があることもあると思います。
(というか、止めるのも同じくらい大切ですが、考えているかが大切。)
その時は、トラップ=止めるで問題は無いのですが、止めることをわざと選んでいますよね。
その時点でとりあえず単に止めるのとは意味合いが変わってきます。
大切なのはトラップ=止める、に縛られないことです。
自分の思う通りにコントロールして置くことを意識するのが大切です。
次のプレーを考えてトラップをするのと、とりあえず止めるトラップをするのとは同じボールの動きでも全く質が異なります。
はっきりその選手のプレースピードに関わっています。
プレースピードはそのまま、
サッカーが上手いかどうかに大きく関わります。
上手い選手ほどトラップから次のプレーがスムーズで、トラップそのものが目立ちません。
(上手い人ほど基本がしっかりしていますよね。この時点で差がついています。)
子どものサッカーで、最近はドリブルを練習するサッカーチームが多いように見受けられますが、まずは自分がコントロールできる状態にならないと何もできません😭
ドリブルもパスもシュートも全てはトラップの質から始まるということをしっかり教えてあげて欲しいなと思います✨
読んでくださった方、早速次からトラップの質にこだわって練習してみませんか?✨
そして、観る方も、試合を観ながらトラップの奥深さを感じてください😆
とりあえず今回はここまでです👍
それではまた⚽️